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ふるぎ
ふりがな文庫
“
古着
(
ふるぎ
)” の例文
土手の柳の間に
古着
(
ふるぎ
)
古足袋
(
ふるたび
)
古股引
(
ふるももひき
)
の
類
(
たぐい
)
を並べる露店から、客待ち顔な易者の店までが砂だらけだ。目もあけていられないようなやつが、また向こうからやって来る。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
も
持居
(
もちを
)
り候又
小網
(
こあみ
)
町三丁目河内屋と申
古着
(
ふるぎ
)
屋の
裏
(
うら
)
に九郎兵衞と申
藥種
(
やくしゆ
)
屋の若い者にて
以前
(
いぜん
)
より出入を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おかげでぼくは
古着
(
ふるぎ
)
の山を目のまえにみながら、どうすることもできなかったのだ
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
而
(
さう
)
して
其服裝
(
そのふくさう
)
は
少
(
すこ
)
しも
醫者
(
いしや
)
らしい
所
(
ところ
)
は
無
(
な
)
く、一つフロツクコートを十
年
(
ねん
)
も
着續
(
きつゞ
)
けてゐる。
稀
(
まれ
)
に
猶太人
(
ジウ
)
の
店
(
みせ
)
で
新
(
あたら
)
しい
服
(
ふく
)
を
買
(
か
)
つて
來
(
き
)
ても、
彼
(
かれ
)
が
着
(
き
)
ると
猶且
(
やはり
)
皺
(
しわ
)
だらけな
古着
(
ふるぎ
)
のやうに
見
(
み
)
えるので。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
具さに六右衞門より申立ければ大岡殿
熟々
(
つく/″\
)
と聞れ再び
尋問
(
たづね
)
られんとせし時白洲の
端
(
はし
)
に
控
(
ひか
)
へし彼富澤町の
古着
(
ふるぎ
)
渡世甲州屋吉兵衞は
先刻
(
せんこく
)
より久八六右衞門兩人の申立を
聞
(
きく
)
度
(
たび
)
毎
(
ごと
)
に
膝
(
ひざ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
そうしてその
服装
(
ふくそう
)
は
少
(
すこ
)
しも
医者
(
いしゃ
)
らしい
所
(
ところ
)
は
無
(
な
)
く、一つフロックコートを十
年
(
ねん
)
も
着続
(
きつづ
)
けている。
稀
(
まれ
)
に
猶太人
(
ジウ
)
の
店
(
みせ
)
で
新
(
あたら
)
しい
服
(
ふく
)
を
買
(
か
)
って
来
(
き
)
ても、
彼
(
かれ
)
が
着
(
き
)
るとやはり
皺
(
しわ
)
だらけな
古着
(
ふるぎ
)
のように
見
(
み
)
えるので。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ぼくは追いつめられて、心ならずも
乱暴
(
らんぼう
)
をはたらいたというわけなんだ。おやじは物もいわずに、その場にたおれたので、手もとにあった
古着
(
ふるぎ
)
でぐるぐるまきにしばりあげ、さるぐつわをかませた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
する伊勢屋五兵衞とて
有徳
(
うとく
)
なる者の養子に千太郎と云ふ若者あり
實家
(
じつか
)
は富澤町の
古着
(
ふるぎ
)
渡世甲州屋吉兵衞と云ふ者なりしか此千太郎或時
仲間
(
なかま
)
の
參會崩
(
さんくわいくづ
)
れより
大
(
おほ
)
一座にて晝遊びに此丁字屋へ
登樓
(
あがり
)
お富の小夜衣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“古着”の解説
古着(ふるぎ、こぎ)とは、過去に着用されたことのある衣服。個々の衣類を指すほか、服飾品が回収され、古着業者により分別や選別がなされて製品化され、再び市場に出回る物の総称としても使われる。古手とも。
(出典:Wikipedia)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“古着”で始まる語句
古着屋
古着商
古着店
古着屋街
古着市場
古着渡世
古着古物屋町