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ふりがな文庫
“
古昔
(
むかし
)” の例文
ここは
古昔
(
むかし
)
より女のあることを許さねば、酌するものなどすべて男の児なるもなかなかにきびきびしくて好し。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
古昔
(
むかし
)
宋
(
そう
)
の
文帝
(
ぶんてい
)
の
頃
(
ころ
)
魏
(
ぎ
)
の中書學生に
盧度世
(
ろとせい
)
と云者あり
崔浩
(
さいかう
)
の事に坐し
亡命
(
にげ
)
て
高陽
(
かうやう
)
の鄲羆の家に竄る
官吏
(
やくにん
)
羆
(
ひ
)
の子を
囚
(
とらへ
)
て之を
掠治
(
たゞす
)
羆
(
ひ
)
其子を
戒
(
いまし
)
めて曰君子は身を殺て
仁
(
じん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その他も皆そんなもので一向
不思議
(
ふしぎ
)
な事はないが、この辺の山の一体の形を見ますと
古昔
(
むかし
)
は噴火山があったのじゃああるまいかと思われるような
形跡
(
けいせき
)
もあります。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「で、
古昔
(
むかし
)
から智仁勇と文字通りに順序を付けて、智を第一位に置いたやうぢやが……」と侯爵は前に突出した
腕
(
かひな
)
をだらりと狐の尻尾のやうに
卓子
(
テーブル
)
の上に投げ出した。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
凡
(
およそ
)
日本国中に於て第一雪の深き国は越後なりと
古昔
(
むかし
)
も今も人のいふ事なり。しかれども越後に於も
最
(
もつとも
)
雪のふかきこと一丈二丈におよぶは
我住
(
わがすむ
)
魚沼郡
(
うをぬまごほり
)
なり。次に
古志
(
こし
)
郡、次に
頸城
(
くびき
)
郡なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
入るのみ其樣彼の
軍鷄籠
(
とうまるかご
)
を伏たる如くなり
古昔
(
むかし
)
廓
(
くるわ
)
と
唱
(
とな
)
へ
大門
(
おほもん
)
御免の場所には之ありしとなり然ば
白妙
(
しろたへ
)
は大いに
歎
(
なげ
)
きしが或日
饅頭
(
まんぢう
)
二ツを紙に包み
禿
(
かむろ
)
躑躅
(
つゝじ
)
を
密
(
そつ
)
と
招
(
まね
)
き是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
凡
(
およそ
)
日本国中に於て第一雪の深き国は越後なりと
古昔
(
むかし
)
も今も人のいふ事なり。しかれども越後に於も
最
(
もつとも
)
雪のふかきこと一丈二丈におよぶは
我住
(
わがすむ
)
魚沼郡
(
うをぬまごほり
)
なり。次に
古志
(
こし
)
郡、次に
頸城
(
くびき
)
郡なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代