北極ほっきょく)” の例文
いったこともない、おもっても、ほとんど想像そうぞうされない北極ほっきょくちか世界せかいかんがえることは、なんとなく神秘的しんぴてきであり、また、うっとりとさせられるからでした。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのしまたいらないただきに、立派りっぱもさめるような、白い十字架じゅうじかがたって、それはもう、こおった北極ほっきょくの雲でたといったらいいか、すきっとした金いろの円光をいただいて
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
これは、北極ほっきょくほうまれたしろくまです。かわいそうに、こんなにとおいところへきていますが、また、みなさまにひどくかわいがられてしあわせものです。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)
おきほうに、ひかったものがえます。うみみずは、青黒あおぐろいように、ものすごくありました。そして、このあたりは、北極ほっきょくちかいので、いつもさむかったのであります。
幽霊船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
オーロラの怪光かいこういろど北極ほっきょく、ペンギンちょうのいる南極なんきょく、そこは、ふだん人間にんげんかげない。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
白瀬大尉しらせたいいや、アムンゼンや、シャツルトンらの探検たんけんした南極なんきょくや、北極ほっきょくには、いつも三十メートル以上いじょう暴風ぼうふういているそうだ。その氷原ひょうげん探検隊たんけんたいは、自分じぶんたちの国旗こっきをたてたんだ。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
北極ほっきょくほうちかくまでそれはゆくであろうが、これは、このしろくまをえがいたものです。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)
盲目めくらで、白髪はくはつのおばあさんは、北極ほっきょくこおりうえにいるおばあさんです。
一本の銀の針 (新字新仮名) / 小川未明(著)