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労
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わづら
ふりがな文庫
“
労
(
わづら
)” の例文
旧字:
勞
三三
故
(
ゆゑ
)
なき所に永く
居
(
を
)
らじと、
三四
己
(
おの
)
が身ひとつを
竊
(
ぬす
)
みて国に
還
(
かへ
)
る
路
(
みち
)
に、此の
疾
(
やまひ
)
にかかりて、思ひがけずも師を
労
(
わづら
)
はしむるは、身にあまりたる
御恩
(
めぐみ
)
にこそ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
他国
(
たこく
)
の
旅人
(
たびゝと
)
などは
怖
(
おそ
)
る/\
移歩
(
あしをはこび
)
かへつて
落
(
おつ
)
る
者
(
もの
)
あり、おつれば雪中に
身
(
み
)
を
埋
(
うづ
)
む。
視
(
み
)
る人はこれを
笑
(
わら
)
ひ、
落
(
おち
)
たるものはこれを
怒
(
いか
)
る。かゝる
難所
(
なんじよ
)
を作りて他国の
旅客
(
りよかく
)
を
労
(
わづら
)
はしむる事
求
(
もとめ
)
たる
所為
(
しわざ
)
にあらず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
興義枕をあげて、
二九
路次
(
ろじ
)
の
労
(
わづら
)
ひをかたじけなうすれば、助も
蘇生
(
よみがへり
)
の
賀
(
ことぶき
)
を述ぶ。興義先づ問ひていふ。君
試
(
こころみ
)
に我がいふ事を聞かせ給へ。かの
漁父
(
ぎよふ
)
文四に魚をあつらへ給ふ事ありや。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
六八
午時
(
ひる
)
かたぶくまで尋ね
労
(
わづら
)
ひたるに、かの
丫鬟
(
わらは
)
東の方よりあゆみ来る。豊雄見るより大いに喜び、
六九
娘子
(
をとめ
)
の家はいづくぞ。
傘
(
かさ
)
もとむとて尋ね来るといふ。丫鬟打ちゑみて、よくも来ませり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“労”の解説
労(ろう)とは律令制の官人が官職に勤務すること及びその勤務期間を指す。労効(ろうこう)ともいう。また、特定の官職における勤務期間を年労(ねんろう)とも称した。
(出典:Wikipedia)
労
常用漢字
小4
部首:⼒
7画
“労”を含む語句
疲労
労働者
労働
徒労
辛労
労苦
博労
塵労
足労
労力
苦労人
心労
功労
勤労
気苦労
苦労
御苦労
気労
慰労
労症
...