トップ
>
剥
>
はぐ
ふりがな文庫
“
剥
(
はぐ
)” の例文
旦那は
欝金木綿
(
うこんもめん
)
の風呂敷を、ちょっと
剥
(
はぐ
)
って見て、これを着て行くのかい、これよりか、この間の方がお前には似合うよと云った。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
心に目しるしをして家にかへり
親
(
おや
)
にもかたりてよろこばせ、次のあした
皮
(
かは
)
を
剥
(
はぐ
)
べき用意をなしてかしこにいたりしに
胆
(
きも
)
は常に
倍
(
ばい
)
して大なりしゆゑ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
刧
(
おびやか
)
し
路用
(
ろよう
)
を
奪
(
うばひ
)
て己が酒色の
料
(
れう
)
にぞ
遣
(
つか
)
ひ
捨
(
すて
)
けり初の程は何者の
仕業
(
しわざ
)
とも知る者
無
(
なか
)
りしが遂に誰云ふとなく
旅人
(
りよじん
)
を
剥
(
はぐ
)
の惡黨は此頃常樂院の食客大膳と云ふ者の仕業なりとを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
心に目しるしをして家にかへり
親
(
おや
)
にもかたりてよろこばせ、次のあした
皮
(
かは
)
を
剥
(
はぐ
)
べき用意をなしてかしこにいたりしに
胆
(
きも
)
は常に
倍
(
ばい
)
して大なりしゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
座敷へ来て、書棚の中から赤い表紙の洋書を出して、方々
頁
(
ページ
)
を
剥
(
はぐ
)
って見ていた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
座敷
(
ざしき
)
へ
來
(
き
)
て、
書棚
(
しよだな
)
の
中
(
なか
)
から
赤
(
あか
)
い
表紙
(
へうし
)
の
洋書
(
やうしよ
)
を
出
(
だ
)
して、
方々
(
はう/″\
)
頁
(
ページ
)
を
剥
(
はぐ
)
つて
見
(
み
)
てゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
剥
部首:⼑
10画
“剥”を含む語句
引剥
皮剥
追剥
剥取
擦剥
赤剥
逆剥
生剥
剥落
剥出
剥奪
摺剥
剥啄
落剥
剥製
剥身
臭剥
剥脱
剥離
剥繰
...