“臭剥”の読み方と例文
読み方割合
しゅうぼつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜中の三時すぎ、臭剥しゅうぼつをといてすこし分量多くのんで、じき眠った。さめたとき余り楽になっていたので全く生理的な緊張というものがわかったわけ也。
サモイレンコは椅子に掛けると、キニーネ溶液、臭剥しゅうぼつ大黄浸だいおうしん、ゲンチャナチンキ、蒸溜水を合剤にして、苦味を消すため橙皮舎利別とうひしゃりべつを加える云々と処方をして、帰って行った。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
鎮静剤として折々臭剥しゅうぼつを飲ませる外には食餌しょくじ療法にっていたが、あぶらっこい物でも支那料理なら好んで食べることが分って、栄養分を取るようにしたのと、冬になって脚気かっけが直ったのと
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)