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臭剥
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しゅうぼつ
ふりがな文庫
“
臭剥
(
しゅうぼつ
)” の例文
夜中の三時すぎ、
臭剥
(
しゅうぼつ
)
をといてすこし分量多くのんで、じき眠った。さめたとき余り楽になっていたので全く生理的な緊張というものがわかったわけ也。
日記:30 一九四七年(昭和二十二年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
サモイレンコは椅子に掛けると、キニーネ溶液、
臭剥
(
しゅうぼつ
)
、
大黄浸
(
だいおうしん
)
、ゲンチャナチンキ、蒸溜水を合剤にして、苦味を消すため
橙皮舎利別
(
とうひしゃりべつ
)
を加える云々と処方をして、帰って行った。
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
鎮静剤として折々
臭剥
(
しゅうぼつ
)
を飲ませる外には
食餌
(
しょくじ
)
療法に
依
(
よ
)
っていたが、
脂
(
あぶら
)
っこい物でも支那料理なら好んで食べることが分って、栄養分を取るようにしたのと、冬になって
脚気
(
かっけ
)
が直ったのと
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
臭剥
(
しゅうぼつ
)
一五・〇
誤診
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
青い眼のくぼんだ誰が見ても不愉快な顔つきをした千世子は甘苦い様な
臭剥
(
しゅうぼつ
)
を飲みながらこんな事を云った。
千世子(三)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
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二時頃寿子が来てから、Y口やかましく小言を云って不快なので、瓜生にジアリン、
臭剥
(
しゅうぼつ
)
など買いにゆく。かえって来てから少し気分よし。護国寺に火事があり。
日記:12 一九二六年(大正十五年・昭和元年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
剥
部首:⼑
10画
“臭”で始まる語句
臭
臭気
臭味
臭氣
臭橘
臭骸
臭椿
臭名
臭肉
臭猫