日記にっき30 一九四七年(昭和二十二年)30 せんきゅうひゃくよんじゅうしちねん(しょうわにじゅうにねん)
○晴れて、きつい西風。 前の家のトタンやねが反射する、そしてこっちの室のおくの障子にうつる。 ○北窓をあけると、白雲のういた空。遠くの学校の上のガラスが光った、こういう風の日、樹木の色は、寒げにかじかんでいる。が、青桐の芽の出ない枝々や幹は …
題名が同じ作品
日記 (新字新仮名)宮本百合子 (著)
日記 (新字旧仮名)知里幸恵 (著)