日記にっき26 一九四三年(昭和十八年)26 せんきゅうひゃくよんじゅうさんねん(しょうわじゅうはちねん)
この間うちの風が珍しくきょうはやんでいる。おだやかな日なり。午後土蔵から『史籍集覧』の本箱を二階へもち出して貰う、全くガタガタになっている。が、匂いをかいでみると楠でそこに入っていた本はごく少ししか虫がくっていない。ちょいちょいと興味のある …
題名が同じ作品
日記 (新字新仮名)宮本百合子 (著)
日記 (新字旧仮名)知里幸恵 (著)