『日記』
大正十一年六月一日 目がさめた時、電燈は消えてゐてあたりは仄薄暗かった。お菊さんが心地よげにすや/\と寝息をたてゝゐた。今日は六月一日、一年十二ヶ月の中第六月目の端緒の日だ。私は思った。此の月は、此の年は、私は一たい何を為すべきであらう…… …
著者 | 知里幸恵 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1時間3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間45分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
残害
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