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前置
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まへおき
ふりがな文庫
“
前置
(
まへおき
)” の例文
宗助
(
そうすけ
)
は
折角
(
せつかく
)
の
好意
(
かうい
)
を
辭退
(
じたい
)
しない
譯
(
わけ
)
に
行
(
い
)
かなかつた。
其代
(
そのかは
)
りに、
失禮
(
しつれい
)
ですがと
前置
(
まへおき
)
をして、
主人
(
しゆじん
)
が
此
(
この
)
屏風
(
びやうぶ
)
を
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れるに
就
(
つい
)
て、
何
(
ど
)
れ
程
(
ほど
)
の
金額
(
きんがく
)
を
拂
(
はら
)
つたかを
尋
(
たづ
)
ねた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
私
(
わたくし
)
は
貴方
(
あなた
)
を
信
(
しん
)
じますよ、
貴方
(
あなた
)
は
决
(
けつ
)
してお
笑
(
わら
)
ひになりますまいねえ。』と
前置
(
まへおき
)
をして
斯
(
か
)
う
言
(
い
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
支那の哲学者が言つたやうに(A医学士は哲学者とか
袋鼠
(
カンガルウ
)
とか自分の知らない物は
悉皆
(
みんな
)
支那に
棲
(
す
)
んでゐると思つてゐるのだ)人間一生の「
幸運
(
しあはせ
)
」は掌面の恰好と大きさとに現れてゐるといふ
前置
(
まへおき
)
で
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「僕は白状するが、実を云ふと、平岡君より
頼
(
たより
)
にならない男なんですよ。買ひ被つてゐられると困るから、みんな
話
(
はな
)
して仕舞ふが」と
前置
(
まへおき
)
をして、
夫
(
それ
)
から自分と
父
(
ちゝ
)
との今日迄の関係を詳しく
述
(
の
)
べた
上
(
うへ
)
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“前置”の意味
《名詞》
何かの前に置くこと。
(出典:Wiktionary)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛