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分家
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ぶんけ
ふりがな文庫
“
分家
(
ぶんけ
)” の例文
上杉
(
うえすぎ
)
といふ
苗字
(
めうじ
)
をば
宜
(
よ
)
いことにして
大名
(
だいめう
)
の
分家
(
ぶんけ
)
と
利
(
き
)
かせる
見得
(
みえ
)
ぼうの
上
(
うへ
)
なし、
下女
(
げじよ
)
には
奧樣
(
おくさま
)
といはせ、
着物
(
きもの
)
は
裾
(
すそ
)
のながいを
引
(
ひ
)
いて、
用
(
よう
)
をすれば
肩
(
かた
)
がはるといふ
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
新家
(
しんや
)
とか
分家
(
ぶんけ
)
とかそういう家を、一つ所へ八九軒建て、それだけで一郷を作り、その家々だけで団結し、共同の
収穫所
(
とりいれしょ
)
や風呂などを作り、祭葬冠婚の場合には、その中での宗家へ集まり
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
長男が婚姻するとともに、親夫婦は家を若い者に渡して、次男以下をつれて別居する
風
(
ふう
)
は、伊豆の島々にもまた九州の海岸にもあり、
是
(
これ
)
が同列
分家
(
ぶんけ
)
の一つの原因にもなったらしい
処
(
ところ
)
も方々にある。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
して待うち翌日に成しかば名主
鵜川惣内
(
うがはそうない
)
後家お深組頭周藏佐治右衞門
傳兵衞
(
でんべゑ
)
木祖
(
きそ
)
兵衞親類には千右衞門喜平治
金助
(
きんすけ
)
大八丈右衞門兩
隣
(
となり
)
の善右衞門
孫
(
まご
)
四郎辰六
角
(
かく
)
右衞門其
外
(
ほか
)
多人數
(
たにんず
)
入來り九郎兵衞八右衞門
久
(
きう
)
七八内忠七六之助などは
分家
(
ぶんけ
)
故皆々勝手働き先代が
取立
(
とりたて
)
し百姓三五郎辰八等は水を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
伴
(
ともな
)
ひ紀州へこそは歸りけれ
爰
(
こゝ
)
に伊豫國
新居郡
(
にゐごほり
)
西條の
城主
(
じやうしゆ
)
高三萬石松平左京太夫
此程
(
このほど
)
病氣
(
びやうき
)
の所ろいまだ
嫡子
(
ちやくし
)
なし此は紀伊家の
分家
(
ぶんけ
)
ゆゑ
家督評議
(
かとくひやうぎ
)
として紀州の
家老
(
からう
)
水野筑後守
(
みづのちくごのかみ
)
久野但馬守
(
くのたじまのかみ
)
三
浦
(
うら
)
彈正
(
だんじやう
)
菅沼
(
すがぬま
)
重兵衞渡邊
對馬守
(
つしまのかみ
)
熊谷
(
くまがや
)
次郎
南部
(
なんぶ
)
喜太夫等の
面々
(
めん/\
)
打
(
うち
)
より
跡目
(
あとめ
)
の評議に及びける
時
(
とき
)
水野筑後守
進出
(
すゝみいで
)
て申けるは各々の
御了簡
(
ごれうけん
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“分家”で始まる語句
分家制