“菅沼”の読み方と例文
読み方割合
すがぬま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがはゝの死んだ時も、菅沼すがぬまの死んだ時もて、始末をしたので、生前に関係のふかかつた代助とも平岡とも知り合になつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
日光の湯本の奥から菅沼すがぬま笈沼まるぬまを経て、上州じやうしうの尾瀬沼に行く間なども、夏は涼しいところだと思ひますね。あそこなども今に屹度きつと開けるだらうと思ひます。
談片 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
ともなひ紀州へこそは歸りけれこゝに伊豫國新居郡にゐごほり西條の城主じやうしゆ高三萬石松平左京太夫此程このほど病氣びやうきの所ろいまだ嫡子ちやくしなし此は紀伊家の分家ぶんけゆゑ家督評議かとくひやうぎとして紀州の家老からう水野筑後守みづのちくごのかみ久野但馬守くのたじまのかみうら彈正だんじやう菅沼すがぬま重兵衞渡邊對馬守つしまのかみ熊谷くまがや次郎南部なんぶ喜太夫等の面々めん/\うちより跡目あとめの評議に及びけるとき水野筑後守進出すゝみいでて申けるは各々の御了簡ごれうけん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)