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俗名
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ぞくみやう
『
慮外ながら此のわたりの
庵に、近き頃
樣を
變へて都より來られし、
俗名齋藤時頼と
名告る
年壯き武士のお
在さずや』。
位牌の
主は
戒名を
持つてゐた。けれども
俗名は
兩親といへども
知らなかつた。
宗助は
最初それを
茶の
間の
箪笥の
上へ
載せて、
役所から
歸ると
絶えず
線香を
焚いた。
それからあなたの
俗名月の
戸華魁と書いて毎日
線香を
上げて
居りますが夢の
様でございます。
どういふ
訳で
梅廼屋が
塔婆を
上げたか、
不審に思ひながら、
矢立と
紙入の
鼻紙を
取出して、
戒名や
俗名を
皆写しましたが、
年号月日が
判然分りませぬから、
寺の
玄関へ
掛つて
“俗名”の意味
《名詞1》
俗名(ぞくみょう、ぞくめい)
通称。俗称。
(仏教)僧侶の出家する前、または、仏教徒の故人が生前名乗っていた名前。
《名詞2》
俗名(ぞくめい)
俗悪な名声。
(出典:Wiktionary)