“俗塵”の読み方と例文
読み方割合
ぞくじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大仙は、ここにはおいでございませぬ。ここの俗塵ぞくじんすら嫌って、これよりさらに山ふかく、龍虎山のいただきも尽きるところに、一宇の草院を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戸数は三十有余にて、住民ほとんど四五十なるが、いずれも俗塵ぞくじんいといて遯世とんせいしたるが集りて、悠々閑日月を送るなり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いや、結構だ。遠く俗塵ぞくじんを離れて天然の妙致みょうちに心気を洗う。その心がけがたのもしいぞ」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)