“遯世”の読み方と例文
読み方割合
とんせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわちまず海棠かいどう羞殺しゅうさいして牡丹を遯世とんせいせしむる的の美婦と現じて、しみじみと親たちは木のまたから君を産みたりやと質問したり
戸数は三十有余にて、住民ほとんど四五十なるが、いずれも俗塵ぞくじんいといて遯世とんせいしたるが集りて、悠々閑日月を送るなり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
明応六年といえば彼の遯世とんせいに先だつこと二十年である。