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遯世
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とんせい
ふりがな文庫
“
遯世
(
とんせい
)” の例文
すなわちまず
海棠
(
かいどう
)
を
羞殺
(
しゅうさい
)
して牡丹を
遯世
(
とんせい
)
せしむる的の美婦と現じて、しみじみと親たちは木の
胯
(
また
)
から君を産みたりやと質問したり
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
戸数は三十有余にて、住民
殆
(
ほとん
)
ど四五十なるが、いずれも
俗塵
(
ぞくじん
)
を
厭
(
いと
)
いて
遯世
(
とんせい
)
したるが集りて、悠々閑日月を送るなり。
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
明応六年といえば彼の
遯世
(
とんせい
)
に先だつこと二十年である。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
昔
上杉憲実
(
うえすぎのりざね
)
遯世
(
とんせい
)
して
遠竄
(
えんざん
)
せしを、主人
持氏
(
もちうじ
)
を非業に死なせた報いと噂するを聞いて、われまた以て
然
(
しか
)
りとなすと言った。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
遯
漢検1級
部首:⾡
15画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“遯”で始まる語句
遯
遯去
遯吾