“塵俗”の読み方と例文
読み方割合
じんぞく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれは五台山の南にいおりを構えていた者でござるが、そのあたりは森も深く、水も深く、塵俗じんぞく
この爽麗そうれいなる温室内に食卓を開きて伯爵家特有の嘉肴珍味かこうちんみきょうす。このうちに入る者はあたかも天界にある心地ここちしてたちまち人間塵俗じんぞくの気を忘る。彩花清香せいこう眉目びもくに映じ珍膳ちんぜん瑶盤ようばん口舌をよろこばす。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)