“じんぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塵俗66.7%
人族33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれは五台山の南にいおりを構えていた者でござるが、そのあたりは森も深く、水も深く、塵俗じんぞく
この爽麗そうれいなる温室内に食卓を開きて伯爵家特有の嘉肴珍味かこうちんみきょうす。このうちに入る者はあたかも天界にある心地ここちしてたちまち人間塵俗じんぞくの気を忘る。彩花清香せいこう眉目びもくに映じ珍膳ちんぜん瑶盤ようばん口舌をよろこばす。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
善いかな、理想は。——けれど、天生天殺いつの日か終らんです。ごらんなさい、黄土の人族じんぞく起って以来の流れを。また秦漢しんかんの政体や国々の制が立って以来の転変を。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)