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じんかん
ふりがな文庫
“
人間
(
じんかん
)” の例文
人間
(
じんかん
)
ニ政府ヲ
立
(
たつ
)
ル所以ハ、此通義ヲ固クスルタメノ趣旨ニテ、政府タランモノハ其臣民ニ満足ヲ得セシメ
初
(
はじめ
)
テ真ニ権威アルト云フベシ。
アメリカ独立宣言
(新字旧仮名)
/
トマス・ジェファーソン
(著)
それ、「虚空」が天上の音であって「虚霊」が
中有
(
ちゅうう
)
の音、「鈴慕」に至って、はじめて
人間
(
じんかん
)
の音である——ということは前に述べたこともある。
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「数年逢わなかったね。人に聞くと、君は名山に入って道を学んでるといってたが、やっぱり
人間
(
じんかん
)
にいるのかね。」
成仙
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
懐旧の恨は天長地久も
啻
(
ただ
)
ならず、
此恨
(
このうらみ
)
綿々絶ゆる
期
(
ご
)
なしと雖も、冥土
人間
(
じんかん
)
既に処を
殊
(
こと
)
にすれば、旧を懐うの人情を以て今に処するの人事を妨ぐ可らず。
新女大学
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それから幾千年かを隔てた
後
(
のち
)
、この魂は無数の
流転
(
るてん
)
を
閲
(
けみ
)
して、また生を
人間
(
じんかん
)
に託さなければならなくなった。それがこう云う私に宿っている魂なのである。
尾生の信
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
必ずしも
人間
(
じんかん
)
の木殖を
藉
(
か
)
らざるなり、愚俗不経一にここに至る〉とあるより翻案したのだろう。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
生を
享
(
う
)
け、
人間
(
じんかん
)
に出でゝ、心を労して
荊棘
(
けいきよく
)
を
過
(
すぐ
)
る、或は故なきに敵となり、或は故なきに味方となり、恩怨
両
(
ふた
)
つながら暴雨の前の
蛛網
(
ちゆまう
)
に似て、
徒
(
いたづ
)
らに
啻
(
た
)
だ毛髪の細き縁を結ぶ
哀詞序
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
翁はご承知のとおり画事の上では、大癡を
宗
(
そう
)
としていた人です。ですから大癡の画という画はいやしくも
人間
(
じんかん
)
にある限り、
看尽
(
みつく
)
したと言ってもかまいません。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
といって、代って荷物を荷い、路案内をしてくれたが、
星飯露宿
(
せいはんろしゅく
)
、はるばるといって三日目になってやっとゆき着いた。そこは
人間
(
じんかん
)
にあるいわゆる上清宮ではなかった。
成仙
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
歩々人境を離れて天景に赴く、
人間
(
じんかん
)
この味あり、
曷
(
いづく
)
んぞ
促々
(
そく/\
)
として功名の奴とならむ。
客居偶録
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
『文選』の和訓には、支那の悪鬼
人間
(
じんかん
)
にありて怪害を
作
(
な
)
すてふ
野仲
(
やちゅう
)
をノヅチと訳した。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
明眸絳脣
(
めいぼうかうしん
)
、
香肌
(
かうき
)
白き事
脂
(
し
)
の如し。女王マリア・ルイザ、その美を
妬
(
ねた
)
み、遂に之を
鴆殺
(
ちんさつ
)
せしむ。
人間
(
じんかん
)
止
(
とど
)
め得たり一香嚢の長恨ある、かの
楊太真
(
やうたいしん
)
と
何
(
いづ
)
れぞや。侯爵夫人に
情郎
(
じやうらう
)
あり。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
また古ギリシア人伝えたはヘーラ睡れる間その夫ゼウス幼児ヘラクレス(ゼウス神、チーリンスの王アムフィトリオーンが
軍
(
いくさ
)
に往った不在に乗じかの王に化けその後アルクメーネーに通じ生むところ、故にヘラクレス
人間
(
じんかん
)
に住んだうち常にヘーラに苦しめらる)
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“人間”の解説
とは、以下の概念を指す。
人の住むところ。世の中。世間。人が生きている人と人の関係の世界。またそうした人間社会の中で脆くはかないさまを概念的に表す。仏教用語。
上記から転じて、社会性または人としての人格を中心に捉えたありかたや関係性。また、その全体。
ひとがら。「人物」。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“人間”で始まる語句
人間業
人間界
人間的
人間性
人間以上
人間万事金世中
人間道
人間並
人間世界
人間生活