トップ
>
事故
>
じこ
ふりがな文庫
“
事故
(
じこ
)” の例文
光吉
(
こうきち
)
の父親は鉄道の
駅員
(
えきいん
)
だったが、五年まえに
事故
(
じこ
)
のために
殉職
(
じゅんしょく
)
した。その後、母は、
女手
(
おんなで
)
ひとつで
光吉
(
こうきち
)
をいままでそだててきたのだった。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
途中
(
とちゆう
)
に
事故
(
じこ
)
があつて、
着
(
ちやく
)
の
時間
(
じかん
)
が
珍
(
めづ
)
らしく三十
分程
(
ぷんほど
)
後
(
おく
)
れたのを、
宗助
(
そうすけ
)
の
過失
(
くわしつ
)
でゞもあるかの
樣
(
やう
)
に、
待草臥
(
まちくたび
)
れた
氣色
(
けしき
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
またその人を非難すべきにあらずといえども、榎本氏の一身はこれ普通の例を以て
掩
(
おお
)
うべからざるの
事故
(
じこ
)
あるがごとし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
三人は手島の来ぬ
事故
(
じこ
)
を語った。抽斎は信ぜないといった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
斯
(
か
)
ういふ
風
(
ふう
)
に、
何
(
なん
)
ぞ
事故
(
じこ
)
が
出來
(
でき
)
て、
役所
(
やくしよ
)
の
退出
(
ひけ
)
からすぐ
外
(
ほか
)
へ
回
(
まは
)
つて
遲
(
おそ
)
くなる
場合
(
ばあひ
)
には、
何時
(
いつ
)
でも
其
(
その
)
顛末
(
てんまつ
)
の
大略
(
たいりやく
)
を、
歸宅
(
きたく
)
早々
(
さう/\
)
御米
(
およね
)
に
話
(
はな
)
すのを
例
(
れい
)
にしてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“事故”の解説
事故(じこ、en: accident)とは、思いがけず起こった悪いできごと。よくないことが起こること。予期せず、意図せずに発生する不幸な出来事で、典型的には損傷または傷害をもたらすもの(Oxford Lexicoの説明)。
(出典:Wikipedia)
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
“事”で始まる語句
事
事情
事件
事実
事柄
事業
事實
事蹟
事毎
事務所