“下室”の読み方と例文
読み方割合
した100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁續えんつゞきのものだけに、益々ます/\つてぢられてはむづかしい。……なにしろ此處こゝとほしてはらぬで。わし下室したつてつてよう。が、つむじまがりぢや、つてあがつてぬともかぎらぬ。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
戸外おもてちかいから、二階にかいのこつた手代てだいみゝにもよくきこえる。ひとふた下室したで、言葉ことばかはした、とおもふと、怒鳴どなる、わめく、はては、どた/\の取組合とつくみあひ何處どこへなだれかゝつたやら、がらん、がらゝんとひゞき
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)