“りょうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諒解63.2%
了解20.7%
梁楷9.2%
了戒1.1%
了海1.1%
梁諧1.1%
良海1.1%
遼海1.1%
領解1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私に諒解りょうかい出来ないのだが、何かその臭気や大ぜいの女の色彩や電燈の光が交って私の心をときめかすだけの役には立ったと思う。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
単にを見合すだけで、一切の意味が了解りょうかいされる恋人こいびと同士の間には、普通の意味での言葉や会話は、全く必要がないのである。
因陀羅いんだらか、梁楷りょうかいか、大分近づいたが、さらにさらに進むべきだ。然らば白鳳はくほうか、天平てんぴょうか、推古すいこか、それそれ。すなわち推古だ。推古仏。法隆寺の壁画。それでよい。
河豚のこと (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
らい了戒りょうかいのあざやかなかね色が、静かに、そして鋭く、眼光刀光が一すじになって詰め寄ろうとしています——平手ひらて青眼せいがんのかたちに。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帰れ帰れ! 妖婦ッ、奸婦かんぷッ。これ以上金吾の身に寄ってくるならば、この了戒りょうかいの刀を越えてまいらねばなるまいぞ——
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上人の手によって得度とくどして、了海りょうかいと法名を呼ばれ、ひたすら仏道修行に肝胆を砕いたが、道心勇猛のために、わずか半年に足らぬ修行に、行業ぎょうごう氷霜ひょうそうよりもきよく、朝には三密の行法を凝らし
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
中国の画壇は、以後も梁諧りょうかい夏珪かけい、馬遠、馬麟ばりんなどを輩出したが、しかもなお徽宗から李唐、蕭照あたりまでの期間をその黄金時代であったと史家も回顧している。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庵主は三十前後の若い尼で、良海りょうかいと名乗りますが、色の浅黒い、しっかりした恰幅かっぷくと、旅から旅を経めぐったらしい、風雨の洗礼が、何となく人柄を粗野に見せます。
二年して彼の縉紳しんしんは権門に賄賂まいないしたことが知れて、父子で遼海りょうかいの軍にやられたので、十一娘ははじめて里がえりをした。
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
「我々も領解りょうかいいたし兼ねます」
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)