“白鳳”の読み方と例文
読み方割合
はくほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の白鳳はくほうの遺作に加えて、もう一つ同時代の、しかも甚だしくその性格を異にする日本美の源泉となり得るものを挙げて置きたい。
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
「それから、この金仏様かなぶつさま——これが奈良朝よりもう少し古い、飛鳥時代あすかじだいから白鳳はくほうという代物しろものなのだ、これは四条の道具店の隅っこで見つけました」
白鳳はくほうの薬師如来は、すべての祈りの声を、声のままにいつとはなし自己の光りのメロデーと融合せしむるごとくである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)