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梁楷
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りょうかい
ふりがな文庫
“
梁楷
(
りょうかい
)” の例文
夏珪
(
かけい
)
の宣和画院系の墨画あたりから、
梁楷
(
りょうかい
)
、
因陀羅
(
いんだら
)
、
牧谿
(
もっけい
)
などの画品を携え帰って、これがやがて東山将軍家の鑑賞に収められ
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
因陀羅
(
いんだら
)
か、
梁楷
(
りょうかい
)
か、大分近づいたが、さらにさらに進むべきだ。然らば
白鳳
(
はくほう
)
か、
天平
(
てんぴょう
)
か、
推古
(
すいこ
)
か、それそれ。すなわち推古だ。推古仏。法隆寺の壁画。それでよい。
河豚のこと
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
徽宗
(
きそう
)
皇帝、
梁楷
(
りょうかい
)
、
馬遠
(
ばえん
)
、
牧渓
(
もっけい
)
、それから、この夏珪、みんな北宗画の巨頭なのだ、どんな小幅だって五千円もする。この幅などは、お父様が、
今迄
(
いままで
)
見た中での傑作だ。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「武蔵どの、また
梁楷
(
りょうかい
)
と睨めっこですか。よほど気に入ったとみえますな。何ならば、ご出立の時に巻いてお持ちなさい、差上げましょう」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しからば
大雅
(
たいが
)
か
蕪村
(
ぶそん
)
か
玉堂
(
ぎょくどう
)
か。まだまだ。では
光琳
(
こうりん
)
か
宗達
(
そうたつ
)
か。なかなか。では
元信
(
もとのぶ
)
ではどうだ、
又兵衛
(
またべえ
)
ではどうだ。まだまだ。
光悦
(
こうえつ
)
か
三阿弥
(
さんあみ
)
か、それとも
雪舟
(
せっしゅう
)
か。もっともっと。
因陀羅
(
いんだら
)
か
梁楷
(
りょうかい
)
か。
河豚は毒魚か
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
▼ もっと見る
本阿弥
(
ほんあみ
)
光悦の家で見た
梁楷
(
りょうかい
)
の
栗鼠
(
りす
)
に落栗の図を
観
(
み
)
——その粗朴なうちに持つ王者の気品と、墨の深さを、いつまでも忘れなかったりしたこともある。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
牧谿が分る、
梁楷
(
りょうかい
)
に合点がゆくとしても自己に描けるものではない。
素人製陶本窯を築くべからず:――製陶上についてかつて前山久吉さんを激怒せしめた私のあやまち――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
梁楷
(
りょうかい
)
を模し、友松を
倣
(
なら
)
い、時には松花堂の風をまねたりして——。しかし、彫刻は二、三人にも示したが、画はまだかつて、人に見せた
例
(
ため
)
しはない。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わけても、武蔵が心を引かれたものの一つに、宋の
梁楷
(
りょうかい
)
の描いたという「栗の図」が床の間にあった。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
友松は中国の
梁楷
(
りょうかい
)
の画風を
倣
(
なら
)
って、狩野、土佐ともべつに、近頃、独自な一家の画境を開拓し、ようやく世人に認められて来ていたが、なぜか安土の
襖絵
(
ふすまえ
)
を信長から
委嘱
(
いしょく
)
されたときには
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
梁
漢検準1級
部首:⽊
11画
楷
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
“梁”で始まる語句
梁
梁山泊
梁上
梁川星巌
梁木
梁田
梁間
梁中書
梁党
梁川