“りだつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
離脱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたし其時そのときまさに、日本國にほんこくといふ範圍内はんゐないつては、同郷どうきやう同藩どうはん同縣どうけんなどいふ地方的偏見ちはうてきへんけんから離脱りだつしたコスモポリタンであつた。
なやましさを、がけたきのやうな紫陽花あぢさゐあをくさむらなかむでひやしつゝ、つものくるはしく大輪おほりんあゐいだいて、あたかわれ離脱りだつせむとするたましひ引緊ひきしむるおもひをした。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ことにギンネコ号をおこらせ、現場から遠くへ離脱りだつするこうじつを相手にあたえてはこっちの大損であるから、電波でギンネコ号をさぐることはなるべく目だたないようにしていた。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
one who is free from provincial or national prejudices(地方的ちはうてきまた國家的偏見こくかてきへんけん離脱りだつしたひと
ギンネコ号離脱りだつ
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
したがつてまた、『地方的ちはうてきまた國家的こくかてき偏見へんけん』からは離脱りだつしてゐるつもりだけれども、日本人にほんじんと、日本語にほんごと、日本にほん風俗ふうぞく自然しぜんとにたいして、まだなりおほくの『愛着あいちやく』をつていることあらそはれない。