“むらはづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
村外66.7%
村落外33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小田原熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まつたのは、良平りやうへいの八つの年だつた。良平は毎日村外むらはづれへ、その工事を見物に行つた。
トロツコ (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かれ村外むらはづれの櫟林くぬぎばやしそばたので自分じぶんいへちかくにはさういふものつくはたけが一まいもなかつた。それでも胡瓜きうりだけは垣根かきね内側うちがはへ一れつゑてうしろはやしまじつたみじかたけつててた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
やしろもりそとしろ月夜つきよである。勘次かんじ村落外むらはづれのいへかへつたとき踊子をどりこみな自分じぶんむかところおもむいて三にんのみがしづかにはにぽつさりとつたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)