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村外
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むらはづ
ふりがな文庫
“
村外
(
むらはづ
)” の例文
小田原熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まつたのは、
良平
(
りやうへい
)
の八つの年だつた。良平は毎日
村外
(
むらはづ
)
れへ、その工事を見物に行つた。
トロツコ
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼
(
かれ
)
は
村外
(
むらはづ
)
れの
櫟林
(
くぬぎばやし
)
の
側
(
そば
)
に
居
(
ゐ
)
たので
自分
(
じぶん
)
の
家
(
いへ
)
の
近
(
ちか
)
くにはさういふ
物
(
もの
)
を
作
(
つく
)
る
畑
(
はたけ
)
が一
枚
(
まい
)
もなかつた。それでも
胡瓜
(
きうり
)
だけは
垣根
(
かきね
)
の
内側
(
うちがは
)
へ一
列
(
れつ
)
に
植
(
う
)
ゑて
後
(
うしろ
)
の
林
(
はやし
)
に
交
(
まじ
)
つた
短
(
みじか
)
い
竹
(
たけ
)
を
伐
(
き
)
つて
手
(
て
)
に
立
(
た
)
てた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“村”で始まる語句
村
村人
村雨
村長
村里
村落
村方
村端
村々
村夫子