“ひといちばい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人一倍75.0%
他一倍25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……案内者あんないしややとはれるものが、なにらないまへ道案内みちあんないたとふもなにかのえんおもふ。人一倍ひといちばい精出せいだしてさがさうからしづかにやすめ、と頼母たのもしくつて、すぐにまた下階したりた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はい、あに病氣びやうきは、わたくしが子ープルスにかへつてから、三月みつきほどすぎて、名殘なごりなく全快ぜんくわいして、いま人一倍ひといちばい健全すこやかに、英國エイこくから新造軍艦しんざうぐんかん廻航中くわいかうちうこの」につてこと貴方あなた御覽ごらんとうりです。
お前からいふと、おれ虚弱きよじやくだからとひたからうが、俺からいふとお前が強壯きやうさうぎるとひたいね。しか他一倍ひといちばい喧嘩けんくわをするからいぢやないか。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)