“ひぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒギ
語句割合
日限20.0%
秘戯13.3%
比擬13.3%
氷木13.3%
誹議13.3%
氷椽6.7%
秘技6.7%
6.7%
非義6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こたび南のお係り大岡越前守さまが七日の日限ひぎり裁判で御苦労遊ばしておいでになる。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
梨売なしうりの兵隊の子、大人おとな秘戯ひぎを往来にきちらす事
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蘭軒は同一の自由をゆるされてゐて、此に由つて校讐の業にもつぱらにした。人は或は此ことを聞いて、比擬ひぎの当らざるをわらふであらう。しかし新邦の興隆をはかるのも人間の一事業である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ただ僕が住所すみかは、天つ神の御子の天つ日繼知らしめさむ、富足とだる天の御巣みすの如一五、底つ石根に宮柱太しり、高天の原に氷木ひぎ高しりて治めたまはば、もも足らず一六八十坰手やそくまでに隱りてさもらはむ一七
山令に誹議ひぎを申したて、あまっさえ、範宴少納言入壇の式に、その礼鐘れいしょうの役目を故意に怠り、仏法を滅するものは仏徒なりなど狂噪暴言きょうそうぼうげんを振舞うこと、重々罪科たるべきにつき、ここに
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その我が女須世理毘賣を嫡妻むかひめとして、宇迦うかの山一七の山本に、底津石根そこついはねに宮柱太しり、高天の原に氷椽ひぎ高しりて一八居れ。
此地ここは韓國に向ひ笠紗かささ御前みさきにま來通りて一五、朝日のただす國、夕日の日照ひでる國なり。かれ此地ここぞいと吉きところ」と詔りたまひて、底つ石根に宮柱太しり、高天の原に氷椽ひぎ高しりてましましき。
「こういうおりがまたとあろうか。鐘巻一火かねまきいっか秘技ひぎ衆人しゅうじんに知らしめるのは、この時だ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お前の足下に坐り、お前のひぎに頭をのせ、お前の手を握って——」
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
宿やどへ下られける右の條々でう/\酒井侯公用人より一々申述ける酒井侯暫く工夫有りて當節領主の役人やくにん非義ひぎ取捌とりさばき是有由豫て聞及びあればと申されてねがひの趣き取上と成り翌日よくじつ馬廻の武士岸角之丞御下知書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)