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はくまい
當日からでは
數日前に
當番の
者が
村落中を
歩いて二
合づゝでも三
合づゝでも
白米を
貰つて、
夜になれば
當番の
者等は
集つた
白米で
晩餐の
飯を十
分に
焚いて
其他は
悉く
甘酒に
造り
込む。
三度とも
宜道の
好意で
白米の
炊いだのを
食べたには
食べたが、
副食物と
云つては、
菜の
煑たのか、
大根の
煑たの
位なものであつた。
彼の
顏は
自から
蒼かつた。
出る
前よりも
多少面窶れてゐた。
一
行は四十
人たらずでしたが、
外国では、たべものが
不自由だろうというので、
白米を
何日ぶんも
船につみこんだり、
宿がくらくてはこまるとおもい、ろうかにつける
金あんどんや