“につく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日供40.0%
20.0%
20.0%
可憎20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「竹ちやん。……もう十一時やろ、今日はお前が明神さんへ、日供につく上げて來とくれ。」
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
殺せしやあまりと言へば恩知らずにつく仕方しかたなりサア尋常じんじやう白状はくじやうされよと云ひければ段右衞門輾々から/\打笑うちわらなんぢ女の分際ぶんざいとして何をしるべきや三五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て大津屋方へ無心むしんに參り候所より段右衞門も又をつと三五郎はかれ舊惡きうあくを存じ候故後日に露顯あらはれん事を恐れ殺し候儀と思はれ候されば甚だにつく仕方しかたなりと重四郎の段右衞門が惡事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はらさんと立上りしがいや荒立あらだてては事の破れ何にもせよお浪を引さらひ女房にすれば男は立つたゞにつくきは富右衞門なりよきをりもあらば此遺恨このうらみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
きゝ烈火れつくわの如くいきどほりにつくき重四郎が擧動ふるまひかな娘と不義せしなどと沙汰ある時は家にきずを附るの道理だうりなり此上は重四郎を寄附よせつけぬ事こそ肝要かんえうなれと早速番頭を始め皆々へ重四郎は斯樣々々のわけあるゆゑ足を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さてはと推せし胸の内は瞋恚しんいに燃えて、可憎につくき人のく出でよかし、如何いかなるかほして我を見んとらん、と焦心せきごころに待つ間のいとどしうひさしかりしに、貫一はなかなかで来ずして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)