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にげい
語句 | 割合 |
遁出 | 50.0% |
逃入 | 25.0% |
逃出 | 25.0% |
と
飛退く
隙に雀の子は、
荒鷲の
翼を
潜りて土間へ飛下り素足のまま、一散に
遁出だすを、
遁さじと
追縋り、裏手の空地の
中央にて、
暗夜にも
著き玉の
顔、
目的に三吉
衝と寄りて
曳戻すを振切らんと
誰だと
思ふ
長吉だ
生ふざけた
眞似をして
後悔するなと
頬骨一
撃、あつと
魂消て
逃入る
襟がみを、つかんで
引出す
横町の一むれ、それ三五
郎をたゝき
殺せ、
正太を
引出してやつて
仕舞へ、
弱虫にげるな
其
剣幕に驚きまどひて予も
慌たゞしく
逃出だし、
只見れば犬は何やらむ口に
銜へて躍り狂ふ、こは怪し口に銜へたるは
一尾の
魚なり、そも何ぞと見むと欲して近寄れば、
獲物を奪ふとや思ひけむ