“ぢいさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
祖父様37.5%
爺樣25.0%
祖父樣25.0%
爺様12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしいま仕事しごとるやうにりましたのは、貴下あなたか、あるひ祖父様ぢいさま御薫陶ごくんたうあづかつたとつてよろしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
嬰兒あかんぼ亭主ていしゆもごみ/\と露出むきだし一間ひとままくらならべて、晨起あさおき爺樣ぢいさま一人ひとりで、かましたたきつけてところで。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
丁度自分が、お祖父樣ぢいさま父樣とうさま母樣かあさま姉樣ねえさま一所いつしよに、夕餐ゆうげ團欒まどゐ最中さなかに、此の聲が起るのだからたまらない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
生れは何でも越後ゑちごの者だといふ事だが、其処に住んだのは、七八年前の事で、始めはその父親らしい腰の曲つた顔のくすぶつたきたならしい爺様ぢいさまも居つた相だが、それは間もなく死んで
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)