爺様ぢいさま)” の例文
旧字:爺樣
生れは何でも越後ゑちごの者だといふ事だが、其処に住んだのは、七八年前の事で、始めはその父親らしい腰の曲つた顔のくすぶつたきたならしい爺様ぢいさまも居つた相だが、それは間もなく死んで
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)