祖父樣ぢいさま)” の例文
新字:祖父様
思案に餘つてお信は、廊下から二人を外へ出し、元町の祖父樣ぢいさま——大里金右衞門の所へ行くやうにと言ひ付けたに違ひあるまい
丁度自分が、お祖父樣ぢいさま父樣とうさま母樣かあさま姉樣ねえさま一所いつしよに、夕餐ゆうげ團欒まどゐ最中さなかに、此の聲が起るのだからたまらない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
うそけ! ハ……。」とお祖父樣ぢいさまは、さも面白さうに、併し何か底に意味があるやうに笑ツて
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
わしさ。」と確にお祖父樣ぢいさまの聲である。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)