“じいさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
祖父様52.0%
爺様44.0%
翁様4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は泣いてばかりいたので、目を悪くしてしまったの。どうしてあんなに苦しんだかと思うとおかしいほどよ。お祖父様じいさまは御親切そうな方ね。
爺様じいさま御指導ごしどうのおかげ近頃ちかごろのあなたはよほど立派りっぱにはなりましたが、まだまだあきらめがりないようにおもいます。
優等生で、この容色きりょうであるから、寄宿舎へ出入ではいりの諸商人しょあきんども知らぬ者は無いのに、別けて馴染なじみ翁様じいさまゆえ、いずれ菖蒲あやめと引き煩らわずに名を呼んだ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この段は、あらかじめ教頭が心得さしたか、翁様じいさまがまた、そこらの口がかしましいと察した気転か。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)