“そぐわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
疎外100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兩者(りやうしや)の間(あひだ)には何等(なんら)其(そ)の性質(せいしつ)を變化(へんくわ)せしむべき作用(さよう)の起(おこ)るでもなく、其(そ)れは水(みづ)が油(あぶら)を疎外(そぐわい)するのか、油(あぶら)が水(みづ)を反撥(はんぱつ)するのか遂(つひ)に溶(と)け合(あ)ふ機會(きくわい)が無(な)いのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼等(かれら)は平生(へいぜい)家族(かぞく)に交(まじ)つて、其(その)老衰(らうすゐ)の身(み)がどうしても自然(しぜん)に壯者(さうしや)の間(あひだ)に疎外(そぐわい)されつゝ、各自(かくじ)は寧(むし)ろ無意識(むいしき)でありながら然(しか)も鬱屈(うつくつ)して懶(ものう)い月日(つきひ)を過(すご)しつゝある時(とき)に
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼(かれ)は僅(わづか)に三人(にん)の家族(かぞく)が油(あぶら)の如(ごと)く水(みづ)に彈(はじ)かれても疎外(そぐわい)されても只(たゞ)凝結(ぎようけつ)して居(ゐ)ることにのみ、假令(たとひ)慰藉(ゐしや)されないまでも不安(ふあん)を感(かん)ずることなしに其(そ)の日(ひ)/\と刻(きざ)んで暮(くら)して行(ゆ)くことが出來(でき)るのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)