“じゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時々33.3%
33.3%
䗹々16.7%
孳々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一水呑村せん名主惣内後見こうけん九郎兵衞并にさい深申上奉つり候當名主たうなぬし九助と申者は私共のをひに御座候處數年すねん困窮こんきうに付家内相談の上江戸表に奉公かせぎに罷出候みぎ留守中るすちうは私共并に九助妻里のみ取續とりつゞきも相成兼候故右惣内方より時々じゝ合力がふりよくうけやうやくに取續とりつゞき罷在候處五ヶ年目に九助歸村仕つり留守中るすちうさい里惣内と不義ふぎいたし候と申立惡名あくみやう相付あひつけ私し共親子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すそみぢかでそでひぢよりすくない、糊気のりけのある、ちやん/\をて、むねのあたりでひもゆはへたが、一ツのものをたやうにばらふとじゝ太鼓たいこつたくらゐに、すべ/\とふくれてしか出臍でべそといふやつ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
目が覺めると、障子が既に白んで、枕邊の洋燈は昨晩の儘に點いてはゐるけれど、光が鈍く䗹々じゝと幽かな音を立ててゐる。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
文人としての彼は孳々じゝとして物質的知識の進達を助けたり、彼は泰西の文物に心酔したるものにはあらずとするも、泰西の外観的文明を確かに伝道すべきものと信じたりしと覚ゆ。