“よりより”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寄々77.8%
時々11.1%
時時11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして、漢中の地が、新たに魏の版図はんとに加えられたので、都府の百官は、曹操を尊んで、「魏王の位に即いていただこうじゃないか」と、寄々よりより、議していた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのせいの高いのは、極めて、品のつややかな円髷まるまげあらわれる。わかいのは時々よりよりに髪が違う、銀杏返いちょうがえしの時もあった、高島田の時もあった、三輪みつわと云うのに結ってもいた。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また問ひたまはく、「何とかも」と問ひたまへば、答へたまはく「時時よりより往往ところどころにして、取らむとすれども得ず。ここを以ちて得たまはじと白すなり」