“出臍”の読み方と例文
読み方割合
でべそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何に利くかなあ。分析表を見ると、何にでも利くようだ。——君そんなに、へそばかりざぶざぶ洗ったって、出臍でべそなおらないぜ」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すべすべとふくれてしかも出臍でべそというやつ南瓜かぼちゃへたほどな異形いぎょうな者を片手でいじくりながら幽霊ゆうれいの手つきで、片手を宙にぶらり。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
香川県のある島で、デベソというのは出臍でべそのことらしく、またその近くでネコグルマというのも興味がある。