“しょうもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ショウモン
語句割合
証文36.4%
声聞27.3%
蕉門18.2%
小門4.5%
松門4.5%
粧門4.5%
證文4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何か急場の事で御金の御入用おいりようがありましたら、証文しょうもんも何もなしで、御用立てをしますから。」と言ったこともある。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
声聞しょうもん縁覚えんがくと菩薩と仏の真言として四通りに配釈しておりますが、声聞と縁覚とは小乗、菩薩と仏とは大乗(第一講を見よ)でありますから、結局大小乗一切の仏教は
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
蕉門しょうもんの著書といへども十中八、九は誤謬ごびゅうなり。その精神は必ずしも誤謬ならざるも、その字句はその精神を写す能はずして後生こうせいまどいを来す者比々ひひ皆これなり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
四人は忍びながら林の中を通りすぎて例の叢の小門しょうもんに近づいた。ボートルレは鍵を挿し込んで静かに𢌞した。戸は幸に音もなく開いた。
嫂の鼓膜こまくには肝腎かんじんの「松門しょうもん」さえ人間としてよりもむしろ獣類のうなりとして不快に響いたらしい。自分はかねてからこの「景清」といううたいに興味を持っていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お京は下向げこうの、碧玳瑁へきたいまい紅珊瑚こうさんご粧門しょうもんもとで、ものを期したるごとくしばらく人待顔にたたずんだのはがためだろう。——やがて頭巾ずきんかぶった。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……よ、よ、これが最後なごりぢゃぞ! かひなよ、け、これが最後なごりぢゃ! おゝ、いきくちびるよ、ひといのち長永とこしなへ買占かひしむる證文しょうもん天下てんがれた接吻せっぷん奧印おくいんせよ!……(毒藥の瓶を取り出し)さ、