トップ
>
証文
>
しょうもん
ふりがな文庫
“
証文
(
しょうもん
)” の例文
旧字:
證文
「今の通りで結構です。けれども後悔しているなんて書かないで下さいよ。
然
(
そ
)
う何本もあやまり
証文
(
しょうもん
)
を取られちゃ
溜
(
たま
)
らない」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「何か急場の事で御金の
御入用
(
おいりよう
)
がありましたら、
証文
(
しょうもん
)
も何もなしで、御用立てをしますから。」と言ったこともある。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
なにしろ、そいつはおれに
宝
(
たから
)
ものをうんとくれるって
約束
(
やくそく
)
をしたんだからな。そのかわり、おれは
水車
(
すいしゃ
)
のうしろに立ってるものをやるって
証文
(
しょうもん
)
を書いたんだ。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
これはその男にとっては
相場
(
そうば
)
をやるようなもので、かれは十五年の期限のつきないまえにいつか植木屋が
証文
(
しょうもん
)
どおりにいかなくなるときの来ることを
望
(
のぞ
)
んでいた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
それなら
屹度
(
きっと
)
君に教えて
遣
(
や
)
るけれども、マダ疑わしい。行かないと云う
証文
(
しょうもん
)
を書け。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
そうして
彼
(
かれ
)
は
昔
(
むかし
)
の
生活
(
せいかつ
)
が
健全
(
けんぜん
)
で、
愉快
(
ゆかい
)
で、
興味
(
きょうみ
)
のあったこと、その
頃
(
ころ
)
の
上流社会
(
じょうりゅうしゃかい
)
には
知識
(
ちしき
)
があったとか、またその
社会
(
しゃかい
)
では
廉直
(
れんちょく
)
、
友誼
(
ゆうぎ
)
を
非常
(
ひじょう
)
に
重
(
おも
)
んじていたとか、
証文
(
しょうもん
)
なしで
銭
(
ぜに
)
を
貸
(
か
)
したとか
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それは
先年
(
せんねん
)
、ついウカウカと
高利貸
(
こうりがし
)
の
証文
(
しょうもん
)
に
連帯
(
れんたい
)
の判を押したところ、その借主がポックリ死んでしまって、そのために気の毒にも明日が期限の一千円の
調達
(
ちょうたつ
)
に
老
(
おい
)
の身を細らせているのだった。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「その通りで、
尤
(
もっと
)
も平松屋の店は、先代の松前屋から、私が買受けたことになっております。念のために、番頭の為之助が証人で松前屋三郎兵衛の判を
捺
(
お
)
した
証文
(
しょうもん
)
があります。お目にかけましょうか」
銭形平次捕物控:282 密室
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
証文
(
しょうもん
)
の
期限
(
きげん
)
が切れたあくる日——この金はこの
季節
(
きせつ
)
の花の売り上げでしはらわれるはずであったから——全身まっ黒な
服装
(
ふくそう
)
をした一人の
紳士
(
しんし
)
がうちへ来て、
印
(
いん
)
をおした紙をわたした。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
重ちゃんさえ安心してくれれば、わたしはどんな
証文
(
しょうもん
)
でも書いて見せるわ。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と、こたえて、その知らない男に
証文
(
しょうもん
)
を書きました。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
“証文”の意味
《名詞》
証拠や証明となる文書。証書。
論拠となる文書。
(出典:Wiktionary)
“証文”の解説
証文(しょうもん)とは、中世日本における文書のことで、以下の2つの意味で用いられる。
文書の作成時点における特定の事実を証明する文書(特に権利関係・契約関係)。
訴訟において証拠とされる文書。上記の「証文」の他、公文書や事実の証明を伴わない私的な書状が含まれる場合もある。
(出典:Wikipedia)
証
常用漢字
小5
部首:⾔
12画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
“証文”で始まる語句
証文面