“縁覚”の読み方と例文
読み方割合
えんがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声聞しょうもん縁覚えんがくと菩薩と仏の真言として四通りに配釈しておりますが、声聞と縁覚とは小乗、菩薩と仏とは大乗(第一講を見よ)でありますから、結局大小乗一切の仏教は
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
仏教に声聞しょうもん縁覚えんがくといふ悟入の段階があるやうだが、一般に精神病院の人々は、自分の観察によれば、各自縁覚的な境地を所有するところの熱心なる求道者のやうである。
盗まれた手紙の話 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
そのごとく声聞しょうもん縁覚えんがくよりは菩薩はるかに功徳殊勝なりとし、観音救世の績殊に著しいから、前述五百商人を救うた天馬などをその化身とし、追々馬は皆観音の眷属としたのじゃ。