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蕉門
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しょうもん
ふりがな文庫
“
蕉門
(
しょうもん
)” の例文
万葉の短歌や
蕉門
(
しょうもん
)
の俳句におけるがごとく人と自然との
渾然
(
こんぜん
)
として融合したものを見いだすことは私にははなはだ困難なように思われるのである。
日本人の自然観
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
蕉門
(
しょうもん
)
の著書といへども十中八、九は
誤謬
(
ごびゅう
)
なり。その精神は必ずしも誤謬ならざるも、その字句はその精神を写す能はずして
後生
(
こうせい
)
の
惑
(
まどい
)
を来す者
比々
(
ひひ
)
皆これなり。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
第二には
正風不易
(
しょうふうふえき
)
とまでたたえられた
蕉門
(
しょうもん
)
の俳諧が、発句ばかりをこの世に残して、その他は久しからずして振棄てられ、同じ流れを汲むという人々にすら
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
それが即ち「侘び」なのである。この同じ「侘び」は芭蕉にもあり、その
蕉門
(
しょうもん
)
の俳句にもある。
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
それを
御祝儀
(
ごしゅうぎ
)
とも苗祝とも名づけて、常例にしていた土地も遠国にはあるが、
蕉門
(
しょうもん
)
の人たちの熟知した
京
(
きょう
)
江戸
(
えど
)
中間の田舎には、近世はもうあまり聞かなかったのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
別の言葉で言い現わすならば、笑いを取扱わない
蕉門
(
しょうもん
)
の俳諧は一つも無かったとともに、
発句
(
ほっく
)
からまず人を笑わせようとするような
連俳
(
れんぱい
)
というものも一つだって無いのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“蕉門”の意味
《名詞》
江戸時代前期の俳人松尾芭蕉の一門または門下。
(出典:Wiktionary)
蕉
漢検準1級
部首:⾋
15画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“蕉”で始まる語句
蕉
蕉園
蕉拙
蕉翁
蕉風
蕉斎筆記
蕉隠公子