“したゝり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
恩滴16.7%
涓滴16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されど憂ひのしたゝりかく頬をくだる汝等は誰ぞや、汝等の身にかくきらめくは何の罰ぞや 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その恩滴したゝりは野の牧場まきをうるほし、小山はみなよろこびにかこまる。牧場はみなひつじの群を、もろ/\の谷は穀物たなつものにおほはれたり。彼等はみなよろこびてよばはりまたうた
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
勘次かんじ土間どまむしろいての一まい蒲團ふとんかぶつてくる/\とかゞめた。かれあしばしたまゝ上體じやうたいもたげて一くらゆかうへた。ぴしや/\とちる涓滴したゝりしばらかれみゝそこつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)