“こうげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
香華50.5%
香花23.1%
高下15.4%
合外1.1%
郡家1.1%
岡原1.1%
峡下1.1%
広原1.1%
杲卿1.1%
紅牙1.1%
1.1%
荒毛1.1%
高華1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺男が苔を掃って香華こうげを供えたのち、ついでに隣りの小さな墓の苔も一しょに掃っているのを見て、私はもう一度それに注目した。
花を持てる女 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
またあれの墓にも香花こうげをあなたの手から手向けて頂いたら、少しは家中の心持も休まるかと思いまして……今日のことをなんぼう待ちましたろ。
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
むろん人間にんげんには、賢愚けんぐ善悪ぜんあく大小だいしょう高下こうげ、さまざまの等差とうさがあるので、仏教ぶっきょう方便ほうべん穴勝あながちわるいものでもなく、まよいのふかものわかりのわるいものには
周防都濃つの郡長穂村大字長穂字合外こうげ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
都濃つの郡長穂村長穂字合外こうげ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
伯耆日野郡石見いわみ郡家こうげ、当郡の郡家の地なり、今は高下とも書けり。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
日野郡石見村字郡家こうげ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
美作苫田とまた郡芳野村大字宗枝むねえだ国字岡原こうげわき
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
同 同 荘内しょうない村大字小島地字峡下こうげ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
同 上道じょうどう古都こづ村大字宿字広原こうげ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
から真卿しんけい杲卿こうげが忠勇
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
をとめ子の紅牙こうげの尺は花鳥はなとりの目もあてにしてをさなかりけり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
岡山県などには高下鼻こうげはなまたはこうげはなという小字が多い。ハナはすなわち塙であって、民居の後に臨んだ高地なるゆえに、水には乏しくともややこれを開いて、畠に作ることができたのであろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
備中吉備きび郡池田村大字見延字中島小字荒毛こうげ
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
奥の室から吹き通う薫香たきものの香に源氏の衣服から散る香も混じって宮のおいでになるあたりはにおいに満ちていた。予期した以上の高華こうげな趣の添った女性らしくまず宮はお思いになったのであった。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)