高華こうげ)” の例文
奥の室から吹き通う薫香たきものの香に源氏の衣服から散る香も混じって宮のおいでになるあたりはにおいに満ちていた。予期した以上の高華こうげな趣の添った女性らしくまず宮はお思いになったのであった。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)