“きちざう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吉三50.0%
吉蔵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかつていやなものだねと歎息たんそくするに、それはおまへこゝろがらだとて不滿ふまんらしう吉三きちざうひぬ。
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
になんぞけなくてもいゝよ、れも傘屋かさや吉三きちざうをんなのお世話せわにはらないとつて、よりかかりしはしらこすりながら、あゝつまらない面白おもしろくない、れは本當ほんたうなんふのだらう
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
きやうはお高祖頭巾こそづきん眉深まぶか風通ふうつう羽織はおりいつも似合にあはなりなるを、吉三きちざうあげおろして、おまへ何處どこきなすつたの、今日けふ明日あすいそがしくておまんまべるもあるまいとふたではないか
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今芸術座の理事をしてゐる中村吉蔵きちざう氏は、ひとが大阪一流の芸妓げいこはと訊くと、急に莞爾こに/\して