“がんくわう”の漢字の書き方と例文
語句割合
眼光100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其頃(そのころ)大佐(たいさ)は年輩(としごろ)三十二三、威風(ゐふう)凛々(りん/\)たる快男子(くわいだんし)で、其(その)眼光(がんくわう)の烱々(けい/\)たると、其(その)音聲(おんせい)の朗々(ろう/\)たるとは、如何(いか)にも有爲(いうゐ)の氣象(きしやう)と果斷(くわだん)の性質(せいしつ)に富(と)んで居(を)るかを想(おも)はしめた。
〔評〕南洲守庭吏(しゆていり)と爲る。島津齊彬(なりあきら)公其の眼光(がんくわう)烱々(けい/\)として人を射(い)るを見て凡(ぼん)人に非ずと以爲(おも)ひ、拔擢(ばつてき)して之を用ふ。公嘗(かつ)て書を作(つく)り、南洲に命じて之を水戸(みと)の烈(れつ)公に致さしめ、初めより封緘(ふうかん)を加へず。
すべて如何(いか)なる惡獸(あくじゆう)でも、人間(にんげん)の眼光(がんくわう)が鋭(するど)く其(その)面(めん)に注(そゝ)がれて居(を)る間(あひだ)は、决(けつ)して危害(きがい)を加(くわ)へるものでない、其(その)眼(め)の光(ひかり)が次第々々(しだい/\)に衰(おとろ)へて、頓(やが)て茫乎(ぼんやり)とした虚(すき)を窺(うかゞ)つて、只(たゞ)一息(ひといき)に飛掛(とびかゝ)るのが常(つね)だから